セルフィールについて

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空気触媒のメカニズム / セルフィール(空気触媒)と光触媒の比較

空気触媒のメカニズム

空気触媒図解

セルフィールは空気中の酸素と水だけを利用する、「空気触媒」です。
光を必要としない触媒なので、光が届き難い建物内部や、夜間・物置き等でも空気さえあれば24時間効果を発揮し続けます。

セルフィールの防カビ効果は吸着や中和の作用によるものではなく、分解反応によるものです。
セルフィールに含まれるカリウム40(K40)が、空気中の水分子に働きかけ、分解反応の主役を担うヒドロキシルラジカル(・OH)を生成します。
このとき同時に過酸化水素が生成され、セルフィール中の鉄やチタンなどの遷移元素とのフェントン反応によりヒドロキシラジカルに成長します。
また過酸化水素から生成されたヒドロペルオキシラジカル(・OOH)や空気中の酸素を原料とする反応によりスーパーオキシドイオン(O-2)が生成され、このスーパーオキシドイオンも分解反応に寄与します。
セルフィールは、空気中の水や酸素と反応して分解反応を担うヒドロキシルラジカルやスーパーオキシドイオンを生成しますが、これらのラジカルは仕事(役割)を終えれば再び水と酸素に戻り、空気中に帰っていきます。
そしてまた、これらがセルフィールとの反応に利用されます。

セルフィール(空気触媒)と光触媒の比較

セルフィールは触媒の仲間です。シックハウス問題等で有名な触媒では「光触媒」があります。十分な光(紫外線)エネルギーがある場所では、概ね光触媒は「セルフィール」よりも高い分解力を発揮しているようです。
しかし、カビ処理や消臭・抗菌等を行いたい場所は室内です。光が届きにくい室内ではせっかくの高能力を持つ光触媒もその実力を発揮することができません。(最近無光触媒・可視光線・紫外線近域電磁波・遠赤外線等で反応するとされる触媒があります)

その点、セルフィールは空気触媒なので、光が届きにくい場所、夜間などでも、その場所・時間を選びません。室内ではどのような場所でも、24時間機能し続けます。 また、光触媒の強い分解力は、基材をも分解し傷めるという問題も発生しています。セルフィールは有害物質を分解しても、基材を分解することはありません。やさしさのある分解力です。

  セルフィール(空気触媒) 光触媒
紫外線照射 紫外線は不要
(冷暗所でも効果が現出する)
紫外線がなければ効果はない
有機バインダー剤 必要としない 必要とする場合が多い
密着性 耐洗濯性能、擦過に優れる バインダーの性能に影響される
変色・風合い 変色なし、風合い変化なし 白くなることがある
透明性 無色透明 超薄膜でなければ白濁する
施工コスト 効率が良く安価になる コスト高
経時変化 活性の経時変化なし 長時間の保管で変化する
基材の損傷 保護膜機能として働き、損傷なし バインダーと基材を損傷する
施工例
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